
食材チェックって何?保育園での離乳食の進め方も詳しく解説
保育園への入園が近づくと、離乳食の進め方や食材の確認、アレルギー対応など食事に関する不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
食材チェックは、園での離乳食や給食を安全に進めるために欠かせない確認事項のひとつです。
この記事では、食材チェックの必要性や園での離乳食の進め方をわかりやすく解説します。
食材チェックについて知りたい方や、離乳食の進め方やアレルギー対応に不安がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
なぜ食材チェックが必要なのか

食材チェック表とは、保育園で離乳食を始める前に、お子さんが家庭で食べたことのある食材を確認するための書類です。
保育園では、食物アレルギーによる事故を防ぐため、初めて食べる食材は園では提供しないという考え方を基本としています。
そのため、アレルギーの原因になる可能性がある食材については、事前に家庭で食べて問題がないことを確認したうえで園の食事に取り入れます。
園からは献立表が配布されるため、使用される食材を事前に確認することが可能です。
もし献立の中に、まだ食べたことのない食材があれば、入園前や提供前に家庭で少量ずつ試しておくと安心です。
記入する際のポイント
食材チェックを行う際は、同じ食材を2回以上食べて、体調に変化がないことを確認してからチェックを入れるようにしましょう。
理由としては、一度食べただけでは、体調や反応がわかりにくい場合があるからです。
また、チェック表を提出したあとに新しく食べられるようになった食材があれば、必ず保育士に伝えましょう。
園での食事内容を調整するために、重要な情報となります。
アレルギーがある食材については、見落としがないよう、わかりやすくはっきりと記入することが大切です。
不安な点がある場合は、自己判断せず、園と相談しながら進めましょう。
アレルギーがある場合の離乳食の進め方
食物アレルギーがある場合は、入園前の面談で必ず保育園の先生に伝えましょう。
園で離乳食や給食を提供する際に、アレルギーのある食品を除去する必要がある場合は、「保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導表」の提出が必要です。
この書類はかかりつけの医師に記入してもらうもので、提出後に園と相談しながら、園での生活や食事の対応方法を決めていきます。
成長とともに食べられる食材が増えることもあるため、状況に応じて対応を見直していくことが大切です。
その際、必要に応じて「保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導表」を再提出する場合があります。
初めて食べる食材について

これまでに食べたことのない食材を園で与えることはありません。安全に食事を進めるため、初めての食材は必ず家庭で試してから提供します。
ただし、1歳半を過ぎる頃からはアレルギーのある食材を除き、多くの園でさまざまな食材が給食に使われるようになります。
そのため、まだ食べたことのない食材がある場合は、入園前や給食が始まる前に少しずつ計画的に試しておくとよいでしょう。
事前に家庭で食べ慣れておくことで、園での食事も安心して進めやすくなります。
保育園ではどのように離乳食を進めるのか
保育園では、月齢や時期だけを基準に離乳食を進めることはありません。
お子さん一人ひとりの発達の様子や体調、家庭での離乳食の進み具合を確認しながら、無理のないペースで進めていきます。
離乳食を始めるタイミングは園によって異なり、最初のひとさじ目から園で対応する場合もあれば、家庭で2回食が安定してから始める園もあります。
そのため、入園を検討している園がある場合は、事前に離乳食の進め方を確認しておくと安心です。
ここでは、保育園での離乳食の進め方について、時期ごとに分けて詳しく紹介します。
離乳初期(ごっくん期)
離乳初期は1日1回食で、10倍がゆを少量から与え、少しずつ量を増やします。
慣れてきたら、玉ねぎやかぼちゃなどなめらかにしやすい野菜をひとさじずつ取り入れ、最終的に15〜20gほどを目安に進めます。
この時期は、スプーンから食べ物を唇で受け取り、唇を閉じて飲み込む動きができるようになることが大切です。
園では抱っこをしたり椅子の背もたれを調整したりしながら、舌が床と平行になる姿勢を保ち、飲み込みやすい体勢で離乳食を与えます。
離乳中期(もぐもぐ期)
離乳中期になると1日2回食になり、おかゆは50〜80g、野菜は20〜30gほど食べられるようになります。
赤身の魚や鶏ささみ、鶏むね肉なども少しずつ取り入れ、10〜15gを目安に与えます。
食材の固さは、舌でつぶせる程度が基本です。
食事の際は、口の中に食べ物が残っていないかを確認しながら、お子さんの様子に合わせて進めていきます。
離乳後期(かみかみ期)
離乳後期は、1日3回食になります。5倍がゆは90g、軟飯は80gを目安に進めます。
野菜は30〜40g、豆腐は45gほどを取り入れ、食事の内容がさらに広がる時期です。
形のある食べ物を舌で動かし、歯ぐきでつぶして食べられるようになります。
食べ物を口に詰め込みすぎてしまうことがあるため、丸のみにならないよう注意しながら見守ります。
離乳完了期(ぱくぱく期)
離乳完了期になると、舌を自由に動かし、歯や歯ぐきで噛んだりつぶしたりできるようになります。
歯が生えている場合は、手で持った少し大きめの食べ物を、自分でかじり取れるようになる子もいます。この時期は、幼児食へ移行する準備段階として、食べる力を育てていきます。
離乳食の持ち込みはできる?

園によって対応は異なりますが、給食を提供している保育園では、家庭からの離乳食の持ち込みができない場合があります。
主な理由は、衛生面への配慮です。家庭で作った離乳食は、調理環境や保存状況が園では把握しにくく、安全管理が難しくなるからです。
また、1人の持ち込みを認めるとほかの家庭にも同じ対応が必要になる場合があり、保育士の負担が増えてしまうという理由もあります。
ただし、食物アレルギーがある場合などは、園と相談することで持ち込みが認められるケースもあります。
不安がある場合は、入園前に必ず確認しておきましょう。
離乳食を持ち込む場合の注意点
園に離乳食を持参する際は、衛生面に十分配慮することが大切です。
作り置きしたものではなく、その日に調理した離乳食を持参するようにしましょう。
また、お子さんの発達段階に合った内容にし、これまでに食べたことのない食材は入れないよう注意が必要です。
体調の変化やアレルギー反応を防ぐためにも、食べ慣れた食材を選びましょう。
あわせて、持参した離乳食を園でどのように保管するのかについても、事前に確認しておくと安心です。
まとめ
保育園での離乳食は月齢だけでなく、お子さん一人ひとりの発達や体調、家庭での食事状況を大切にしながら進められています。
そのため、食材チェック表の確認や事前の面談、家庭での食経験が園で安心して食事を進めることにつながります。
園によって離乳食の進め方や持ち込みのルールは異なるため、不安な点やわからないことがあれば、早めに相談することが大切です。
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